2009年8月17日月曜日

Ukraine:ウクライナ選挙,Yanukovychの親露路線

メドベージェフ露大統領がウクライナを攻撃した後,最も有力な大統領候補Yanukovychはメディアに対して「私が大統領になって最初の仕事は,通常の,善隣友好的で,平等で,それでいて相互に利益のある戦略的なパートナーであるロシアとの関係修復である」と語っている。
 世論調査では,Yanukovychの支持率25%から30%,Tymoshenkoが16%,Yatsenyukが12から13%である。現職のユーシェンコ大統領はわずか5%に留まる。

 現状では,Yanukovychは単独でも優位に進められるので,Tymoshenkoに譲歩するつもりもない。他方,Tymoshenkoは経済失策を一手に引き受けており,気の毒だが,散々支持率を下げている。それを横目に見守っているのがYatsennukであり,恐らく選挙後に初めてその考えを表明してくるのだろう。実務的であるというゆえんである。

 とすると,Yatsenyukは大統領選挙への野望はないように見える。ないのか。

 Yanukovychの勝利で親露政権となるのは間違いないだろうな。

Ukraine:ウクライナにおけるガス備蓄,ロシアとの新たな火種に?

 ウクライナ国営ガス石油会社「Nafthaz」社は,8月7日,地下備蓄倉庫320億立方メートル収容量の内,227億立方は既に埋まったと発表(約70%)。この数値はティモシェンコ首相が2009年度に備蓄の目標値として出している「270億立方メートル」からすれば84%はすでに備蓄済と言うことか。
 ウクライナはロシア側にきちんと代金支払いをしてきた。8月5日には6億5千万㌦の支払を行った。ガスプロムはこれまでウクライナはいつも支払を遅らせていると文句ばかり言っていたが,今回の支払についてはコメントを拒絶している。真面目に支払っているから,けちは付けられないと言うことであろうか。
 しかし,この支払はウクライナ中央銀行から新たに資金供給を受けている。危険な賭と見える。他方,欧州銀行・世銀から借り入れることになっている170億㌦は,2010年度1月になって初めて手に入れられる。
 プーチンが8月頭にトルコを訪問後,米国はサウスストリームとナブッコが競争し合うような性格の物ではないと語っている。
 トルコにしてみれば,サウスストリームにしろナブッコにしろトルコの支配権が強くなるので歓迎だ。
 


参照:http://jamestownfoundation.blogspot.com/2009/08/eurasian-energy-briefs_10.html