人々は民主化を期待したユーシェンコに事実上,EU加盟もかなわないまま,失意のまま総選挙を迎えた。ヤヌコビッチには大いに期待が寄せられたと見るべきだろう。ところが,新体制発表後,民意は大きく変化する。ヤヌコビッチ大統領に基本的な政府の役割-予算案の通過,秋の議会選挙-さえ果たしてくれれば良いと考えるようになった。
新体制はユーシェンコ体制のあれた5年間を治癒させるだけの変革をもたらさず,むしろ,最悪ルカシェンコの独裁的な政治を思い出させるものらしい。
ひとまず,ヤヌコビッチにとっての試練は,4月のIMFから資金を支援してもらえるかどうかに掛かっている。課題はIMFが凍結していたウクライナ向け融資を再開してもらうことである。今後,EBRD(European Bank for Reconstruction and Development●欧州復興開発銀行)との関係を占う試金石ともなり,欧州投資銀行との関わりを占うものとなろう。
2010年4月2日金曜日
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